ロンバードストリートのくねくねな坂が、とても混んでいるそうです
今週のJapanTimes ST の 8面の記事
"Tourists swamp San Francisco's famously curvy Lombard Street"
によると、サンフランシスコの有名なくねくねな坂に観光客と車が押し寄せているそうです。
原因はサンフランシスコへの観光客の増加のようで、2010年に1800万人だったのが2015年には2400万人の33%増になっているそう。
くねくねを楽しもうとする順番待ちの車が3ブロックも並んでたり、上や下で写真を撮ったり歩道を歩いたりする客がいたりでまさにswampとか。
アジアからの到着便は朝が多く、ホテルのチェックイン時間まで暇な観光客たちを、バスがどっさり運んできては 1〜2時間くらいその辺をぶらぶらさせるなんてこともあるようです。
お金のかからない観光スポットは、良い時間つぶしにもなりますもんね。
おとなしく観光するだけならよいのですが、その辺にゴミをポイ捨てしたり、付近の住宅の戸口でトイレをすませたり、植えてある花を摘んだり、車道に出て撮影したり、 マナーの悪い観光客が増えて、周辺住人がとても迷惑してるんだそうです。
なんでくねくね?
1922年に赤煉瓦造りで作られたものだそうですが、なにせ27度もある急な坂道。 当時の非力な車では直線だと登れなかったらしく、やむなく蛇行させたのだそう。
今後どうなる?
付近は渋滞するし、警備員の注意さえも無視する観光客までいるため、 人気だからといってなかなか手放しで喜べる状況でもなく、 通行料をとるとかそういう意見さえも出ているらしいです。
観光スポットの周辺に住むものとして
この記事を取り上げた理由として、実は、Google I/OやAppleのWWDCのために、今までに四回ほどサンフランシスコへ行っているのですが、2012年のI/Oの際には、家族旅行を兼ねて一家でラスベガスやグランドキャニオン、サンフランシスコを回りまして、そういやうちの子もここで楽しそうにしてたなぁ・・・という単純な理由がひとつ。
当時もかなり観光客がいまして、上から写真を撮るのにも順番が来るのを待ったくらいでした。見下ろすと思ったより急な坂で、かなり驚いた覚えがあります。
もう一つの理由として、我が家も京都御苑の近所にありまして、ご近所さんしか通らないような路地でも たまに観光の方が迷い込んで来られることがあるのですが、あれの規模が大きくなったものと考えるとなかなか他人事ではないなと考えさせられるものがあります。
くねくね道は綺麗だし楽しかった思い出がありますので、これからも観光名所として維持されることを願いつつ、住民にとってもよい落としどころが見つかるとよいなと思います。