Windows Server 2012 R2 のインストール用USBメモリの作り方メモ
最近思うところがありまして、WindowsServer管理者としての修行を始めました。
OSは無料でもその後の環境を維持するための費用を考えると、ずっとメンテナンスをしてくれる管理者を雇えない企業では、Linux系のOSは導入し辛いというお話もあったりなかったり。 クラウドなら Azureもありますし、なんだかんだでWindowsでもいいよねという気分になってます。
さて、手元でクリーンインストールでもと思ったのですが、msdnサブスクリプションでダウンロードした isoイメージは5.2GBもあり、そのままDVDに焼いてインストールというわけにもいかないため、 ブート可能なインストール用のUSBメモリを作ってみることにしました。
と言っても、やることは簡単。USBメモリをフォーマットして、Windowsのインストーラーをコピー、最後にboot可能にするだけ。
- コマンドプロンプトで "diskpart" を起動
- "list disk"でUSBのドライブ番号を表示
- "select disk xx" で USBのドライブ番号を入力(xxのところに2で表示されたドライブ番号を指定)
- "clean" で 内容をクリア
- "create partition primary" で プライマリパーティションを作成
- "select partition 1" で 作ったパーティションを選択
- "active" で パーティションをアクティブ
- "format fs=exfat quick" で exFATでフォーマット (エクスプローラーの右クリックでやってもOK)
- assign letter={ドライブ文字} (任意のドライブでWindowsにマウントする。Win10だとフォーマット後に自動でマウントされたので不要かも)
- "exit" (コマンドプロンプトに戻る)
[isoイメージをUSBメモリに展開]
- isoイメージをダウンロードし、右クリック -> マウント (これができるのはwin8以降)
- xcopy {元ドライブ}:¥. {USB}:¥ /S /E /F (マウントしたisoからUSBメモリへファイルをすべてコピー)
- cd /D {元ドライブ}:¥boot (isoイメージのbootフォルダへ移動)
- bootsect /nt60 {USBドライブ}: (bootcodeを更新)
以上で USBメモリが出来上がり。あとはインストール対象のマシンに挿して起動するだけです。
UEFI対応なハードに対応させたいなら、USBメモリはFAT32 で フォーマットしろと書いてありましたが、インストーラーの中に4GBを超えるものがあり、4GBを超えるファイルは作れないFAT32では仕様的にNGです。 exFATで試してみましたが大丈夫そうなので、これにしとくのが良さそうです。
Win8.1や Win10用ならもっと簡単にインストールUSBを作る方法があるのですが、さすがにServerには用意されていないみたいです。まぁこれくらいちゃっちゃっと調べて用意できないようじゃ、サーバーの管理者なんて到底無理な話なので仕方ないですよね・・・