ソーダサイフォン/ソーダスパークル/ソーダストリームはそれぞれ一長一短ありますが、自分にとってどれが一番かを決めてみました
あいかわらずソーダネタが続きます。
購入しました記事で紹介したように、現在私の手元では、家庭で手軽に炭酸水を作れる三種類の機械が活躍しています。
どれもソーダマシンとしては知名度の高い製品なのですが、三つを日常的に使っている人はあまりいなさそうでしたので、利用者としてそれぞれの製品の良い所悪い所と、自分にとって一番のものを決めてみました。
まずはそれぞれの特徴から
ソーダサイフォン
一回分の使い捨てのガスカートリッジで炭酸水を作るサイフォンタイプ。なんといってもステンレス製のお洒落な筐体が目を惹きます。
ソーダスパークル
ソーダサイフォンと同じく、一回分の使い捨てのガスカートリッジで炭酸水を作ります。プラスチックのボトルタイプです。
ソーダストリーム
120回分の二酸化炭素ガスの詰まった小型の交換式ガスカートリッジで炭酸水を作ります。こちらも基本はプラスチックのボトルです。
どれだけ作れる?
一度に作れる量、炭酸水の強さ、使える材料は水だけなのかをまとめてみます
最大量 | 強さ | 水だけ? | 気の抜けにくさ | |
---|---|---|---|---|
ソーダサイフォン | 1リットル | 市販より気持ち弱め | yes | ○ |
ソーダスパークル | 1リットル / 1.3リットル | 市販より気持ち弱め/? | no | △ |
ソーダストリーム | 0.5リットル / 1リットル | 自分で調節可能 | no | △ |
- 最大量
ボトルの容量で一度に作る事ができる最大の量が決まります。ソーダサイフォンは1リットル。ソーダスパークルは1リットルと1.3リットルのボトル、ソーダストリームは0.5リットルと1リットルのボトルが選べます。 (それぞれ別売りです…) - 強さ
使い切りのガスカートリッジを使用するソーダサイフォンとソーダスパークルは、炭酸水の強度を水の量によってでしか調節できませんが、ソーダストリームはガスの量を自分で決められるため細かい調節が可能です。 強さの比較はボトルの最大容量で作った時の個人的な感想になりますが、よく冷えた水を使ってちゃんと作ればかなり満足のいくものができると思っています。 - 水だけ?
ソーダサイフォンは掃除の手間を考えると水じゃないと嫌。ソーダスパークルはジュースを炭酸にしている写真があったりするので○にしていますが、個人的には二酸化炭素を注入するノズルの掃除が嫌、ソーダストリームに至ってはノズルが取り外せないので絶対嫌です。 - 気の抜けにくさ
作った炭酸水を、300mlのタンブラーで朝晩1杯ずつ飲むことを想定して、2杯目を飲む時にどの程度気が抜けているかで判定しています。 ソーダサイフォンは、トリガーを引いて炭酸水だけを出す形式で、ボトル形式のようにフタを空けた際に大気圧に戻らない分気の抜ける速度が遅い感じです。
ソーダスパークルは1リットルのペットボトルの炭酸飲料を想像すればわかりますが、開封して半日程度ならなんとか許せる範囲でしょうか。
ソーダストリームは1リットルのボトルならソーダスパークルと一緒。0.5リットルのものなら飲むたびに作りますから、抜けやすくても気にはなりません。
使いやすい?
炭酸水の作りやすさを比べてみます。どれもよく冷えた水を準備しておくのが前提です。
水の計量 | ガス注入の手間 | シェイクの要否 | |
---|---|---|---|
ソーダサイフォン | △ | △ (若干コツが必要) | 必要 |
ソーダスパークル | ○ | ○ (簡単) | 必要 |
ソーダストリーム | ○ | △ (失敗はしないが若干コツが必要) | 不要(不可) |
- 水の計量
いずれのタイプも規定量の水を本体に入れる必要があるのですが、外から見えない分ソーダサイフォン本体だけで1リットルの水を量るのが難しくて、専用のスペーサーを一旦はめてから口のとこまで一気に水を入れ、あとでスペーサーを取り外すという手間がマイナスポイントです。 あとの2つはプラスチックのボトルに線がついているので、冷えた水をそこまで注ぐだけとなります。 - ガス注入の手間
使い切りのカートリッジを使うソーダサイフォンとソーダスパークルは簡単なのですが、ソーダサイフォンに関してはカートリッジをしっかり手で押さえて一気にねじ込まないと、ブシューと漏れてしまうことがたまにあるので△としています。 ソーダストリームは規定の圧を音で報せてくれるだけなので、失敗はしないけれども慣れが必要な分で△です。 - シェイクの要否
ガスを注入した後の圧がかかった状態でシェイクをすると、 より多くの二酸化炭素を冷水にとけ込ませることができます。
ソーダサイフォンとソーダスパークルはしっかりシェイクして、少し寝かせてやることで より強くまろやかな炭酸水になります。
ソーダストリームは構造上シェイクできませんし、飲む直前につくるのが前提だと思います。
高いんじゃないの?
炭酸水を安定して生み出すために必要な機材一式を揃える為のイニシャルと、300mlのタンブラーで、毎日朝晩1杯ずつの炭酸水を美味しく飲む為の一日あたりのランニングコストを計算します。美味しくというのが難しいのですが、朝と晩で同じくらいの強さの炭酸水と定義しておきます。
イニシャル | ランニング | |
---|---|---|
ソーダサイフォン | 12800円(11800円) | 90円(60円) |
ソーダスパークル | 7000円(6700円) | 60円 |
ソーダストリーム | 10000円(7840円) | 36円 |
- イニシャル
括弧の中は最初に付属するガスの分の金額を引いた本来のイニシャル価格となります。
ソーダサイフォンは本体のみ、ソーダスパークルは、一本を開封している間に、 もう一本を冷却&ノズルキャップを置いておく場所として活用するのに便利な予備ボトルの分を足しています。ソーダストリームは500mlボトルが2本のセットでした。 - ランニング
毎日2杯の炭酸水を飲む為のランニングコスト。ソーダサイフォンとソーダスパークルは2杯目を飲んだ後に仕込み、ソーダストリームは飲む直前に前回の残りの炭酸水に冷水を足して作ります。 (一から作るよりも、市販の炭酸水に近い強めのものが出来ます) また、あくまで自己責任ですが、ソーダサイフォンでソーダスパークルのカートリッジを使うことも可能なので、ソーダサイフォンのランニングに括弧してソーダスパークルの値段も書いています。カートリッジはamazonや楽天で100個くらいまとめ買いした時の値段です。ポイントも含めると一個あたり45円未満で売っているところもあります。 (うちは500個程まとめ買いしたので当分カートリッジには困らない状況です (^^;)
ランキング
そんなわけで、個人的に順位をつけてみました
手軽さ
- ソーダスパークル
- ソーダサイフォン
- ソーダストリーム
どれだけ手軽に炭酸水を作れるのかを考えると、やはりソーダスパークルでしょうか。ソーダストリームはボトルをねじ込むのが案外めんどくさいため3位にしました。
美味しさ
- ソーダサイフォン
- ソーダストリーム
- ソーダスパークル
ソーダストリームは強い炭酸も簡単に作れるのですが、シェイクして寝かせたものに比べると なんだか荒くて刺々しい印象の炭酸水になります。ということでやはりソーダサイフォンに軍配。ソーダスパークルは気が抜けやすいので3位です。
ランニングコスト
- ソーダストリーム
- ソーダスパークル
- ソーダサイフォン
これはもうソーダストリームの一人勝ち。ガスカートリッジが交換式ですが、幸い近所で扱っている店がありましたので非常に助かってます。 また、ソーダサイフォンはソーダスパークルのカートリッジを使うので2位タイにしても良いくらいです。
総合
- ソーダサイフォン
- ソーダストリーム
- ソーダスパークル
なんだかんだでソーダサイフォンが一番バランスが良いのではないでしょうか。そして、ソーダスパークルとソーダストリームは、味の点ではソーダスパークルが、ランニングコストではソーダストリームが勝っているのですが、独りで使うのに向いていない気が抜けやすいソーダストリームが僅かに競り負けた感じです。家族みんなで使うなら、実はソーダサイフォンを抜いて一番にしてもいいかもしれません。
いずれのマシンも一長一短ありますが、 どれを選んでも手軽に炭酸水が手に入る生活がはじまるのは言うまでもありません。
とにかく炭酸水はおススメです(^^;