0.2.11 Android Studio
最近Androidのコードも書いていないし、このところずっとeclipseでjavaのコードを弄ってたので、 Studioじゃなくてもいいかという気もしてきちゃってますが…
気を取り直して今週もアップデートしていきましょう(^^;
IntelliJ EAP build #132.425 がベース
このリリースでのIDEのバグ修正一覧はここを参照してね。
で、特にAndroid Studioユーザーが関心があるのは、Gradleのコードのインサイトと、依存の解決だよね。
Canary and Dev channels
- 新しいチャンネルを追加したよ。我々はStudioを毎週アップデートし続けるだろうけど、それは最初にCanary channelで公開するよ。そしてもし重大な問題が出なければ、Dev channelで公開するよ。
- channelについてもっと知りたければ、Preview Channelのページを見てね。
- channelを変更するならStudioのPreferences > Updates か、Updates Dialogの中で設定してね。
Layout rendering
実行時には影響しない、デザイン時のみの属性をサポートしたよ。サンプルデータの表示なんかが楽になるね。
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android" xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools" android:layout_width="match_parent"
ってnamespaceを定義すれば、
<EditText tools:text="John Doe" android:layout_width="wrap_content" android:layout_height="wrap_content" />
こんな風にデザイン時にのみ John Doeが EditTextに表示されるようになるよ。tools namespaceは、android namespaceと同じframeworkを持つらしいよ。
詳しくはDesigntime Layout Attributesを見てね
他のエディタのバッファに入ってる、未保存のものもレンダリングするようになったよ
- LayoutPreviewの再レンダリングがもっと賢くなったよ。空白やコメントだけに影響するものや、値がまだ設定されていない属性を編集してもレンダリングは発生せずに無視するよ。
- エディタを切り替えた後、最初のレンダリング時には中央に大きなインジケーター、再レンダリングの時は右上に小さなインジケーターが表示されるよ
- IDEを再起動するまで、プレビューウィンドウがたまに自動で開かなくなるバグと、ファイルを切り替えた時に時々古い内容のままになっていたのを修正したよ。
- 色の代わりにdrawableを誤って使用した時のエラーメッセージを改善したよ
Text editing
- Dimension と integer リソースが、stringと同様にインライン化されたよ。たぶんもっと重要なことは、間違ったコードステートメントが表示される長年のバグが修正されたことだよ
エディタのスペルチェッカーは、文字列リソースファイルの言語を意識するようになったよ。例えば、スペイン語の文字列リソースに、英語の辞書を使ってエラーを出す事はもうないよ。
英語じゃないリソースがデフォルトとしてvaluesフォルダに置かれる時は、
要素にtools:locale属性でデフォルトの言語を指定してね。 Theme resolution chain 表示は テーマ属性も処理するよ
- Dimensionは浮動小数をサポートするように修正したよ
Android Device View, LogCat
- 折り畳まれた4行以上のスタックトレースが展開されたら、スタックトレースを全部再構築して表示するよ。
- LogCatで特定のプロセスをクリックしたら、そのプロセスのLogCat出力を表示するよ。この動作がいやなら、"Only show logcat from selected process"のトグルボタンを押さない状態にしてね
Lint:
- 文字列で重複した単語をチェックするようになったよ
- いくつかバグを修正したよ
New projects:
パッケージの検証を改善したよ。Androidアプリは、javaのパッケージより厳しいパッケージ名規則だからね。(アンダースコアで始まっちゃいけないとか、アスキー文字と数字と.と_しか使っちゃいけないとか)
Gradleビルド界隈のバグをいろいろ直したよ
そんなわけで、また少し便利になったみたい。 デザイン時のみの属性って結構便利な気がします。レイアウトでダミーの文字列設定して、実コードで消すなんてことをしなくて済みますものね。
いつものGooglePlayServicesと自作ライブラリを組み込んだ新規ライブラリの作成チェックもOK。 そういえばbuild.gradleを編集している時にエディタがなにやらサジェストしてくれるようになってました。これがリリースノートで言ってたやつのことなのでしょう。