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「インターフェースデザインの心理学」085-089

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

前回の続き

9章 間違えない人はいない

人は過ちを犯すものとして、ヒューマンエラーの原因、種類、対処法を考える

085: 人間にノーミスはあり得ないし問題ゼロの製品も存在しない

「フェイルセーフなシステム」の設計、構築は非常に高価。

エラーメッセージは、 ユーザーが何をしたか、どんな問題が発生したか、どんな修正方法があるかを能動態で平易な言葉で書く。

ポイント

  • 起こりうる誤りの種類や内容を事前に想定し、そうした誤りを未然に防ぐようにする
  • 設計後にプロトタイプを作り、対象となるユーザーに試用してもらう

086: ストレスを感じているときには間違いを犯しやすい

ある程度のストレスは注意力を高めて作業効率を良くするが、ストレスが大きすぎると逆効果となる。 とくに複雑な作業ほどストレスが逆効果となりやすい

ポイント

  • 退屈な作業をしているときは、音や色、動きによる軽いストレスで覚醒レベルをあげるとよい
  • 難しい作業をしている時は、できるだけ音や色、動きなどの気が散る要素を取り除く
  • ユーザーを観察して、どのような状況でストレスが強まるかを調べる
  • 熟練した人でも、ストレスがかかるとうまくいかなくなることがある

087: エラーはすべてが悪いとはかぎらない

エラーには三種類がある。

  • 望みの結果は得られないが、最終的な目標の達成に役立つ「プラスの結果が生じるエラー」
  • 作業の行き詰まりやプラスの結果を無効にしたり、取り返しのつかない自体に陥る「マイナスの結果が生じるエラー」
  • 作業を完了させる上で「影響が何も生じないエラー」

ポイント

  • 起こって欲しくはないが。起きるのがエラー
  • ユーザーテストの際にエラーが発生した場合、「プラス」「マイナス」「どちらでもない」の何れであるかを記録し、まずはマイナスのエラーを回避できるようにデザイン/仕様の修正を検討する

088: エラーのタイプは予測できる

間違いは重なり、影響力が増していき、最終的には大きなヒューマンエラーとなる。

ポイント

  • ユーザーはさまざまなタイプの間違いを犯す。テストを行う前に、危険度が最大を思われる間違いを見極めておくこと
  • ユーザーテストや観察では、どのような種類の間違いを於かすかに関するデータを集めること
  • エラーが事故や人命に関わるような場合、分析・分類システムを使ってエラーを解析し、防止策を練る

089: エラーの対処法はさまざま

エラーへの対応方法は様々である

系統的探索

エラーを正すために、計画的に手順を踏んでいく総当たりのような方法。

試行錯誤的探索

やみくもに目に付いた選択肢やメニューを試す方法

固定的探索

エラーが修復できないにもかかわらず、何度も同じ動作を繰り返すこと

ポイント

  • 間違いを修正する方法は人それぞれ。ユーザーテストとユーザーの観察の最中に、エラーへの対処法のデータも集めること
  • 年配者だからエラーを回避できないということはない。若者と異なる方法だったり、時間がかかったりはするが、同じように回避できる場合もある
  • 年齢差だけでなく、熟練度の違いにも考慮すること

エラーは必ず発生するものとした上で、クリティカルなものから対策をしていくってことですね。

9章が終わりました。次はいよいよ最終章です。