第25回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ に参加しました
DelphiでiOS用のアプリが開発できるようになったよということで、デベロッパーキャンプで勉強してきました。
場所は御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター。10:00〜18:00と割とみっちりと。同年代や、さらに上の世代、そしてスーツの人も多かった印象です。。
そういえば写真を撮ってなくて、これ位しかありませんでした。
受講したセッション
C1 Delphi for iOS開発ファーストステップ
Delphi XE4 / RAD Studio XE4を使ったiOSアプリ開発のイロハ、 どんな仕組みでiOSアプリにしているのかや、ビルドの仕方、 実機やシミュレータでのデバッグ方法、そして実際のソース等の、デモを交えながらの解説でした。
iOSだけならXcodeで何も不便はないよねとか思っていたので、まぁそれなりに聞いてみようか 位のつもりだったのですが、コンパイラがLLVMになっててXcodeはSDKとオーガナイザー使ってるだけとか、描画は全部OpenGLになってるとか聞いて、ちょっと真面目に聞く気になったり。
C2 モバイル開発始めるなら今でしょ! Delphi iOSアプリ開発講座
結局フレームワークであるFireMonky3はマルチプラットフォームを実現してくれている すごいやつなんだというお話でした。Intel/ARMのバイナリも吐けるし、OpenGLで描画だし、 秋にはandroid対応のXE5がでるらしいしと、この辺りからかなりヤル気がむくむくと。
カメラやモーションセンサーを使ったものや、メディアプレイヤーでの音楽の再生等のデモもあり。
以下は講演された方の著書。
G3 エンバカデロ・プロダクトアップデート
いやもうこのセッションで完全にやられました。全てがHTML5で済むようになる日が 来るとは信じているが、現実問題としてモバイルではnativeしかないよねと。 そしてDelphiというかXE4は、ほんとうにnative codeを生成するよと。TitaniumやPhoneGapとも違うし, MonoやXermarinみたいなvm使うものとも違うよと。
たぶん秋にはandroidをサポートしたものをリリースするし、βテストに至ってはvery shortlyで始まるよと。
ここまで聞いたら手を付けておいても損はしなさそうな気がしてきます。
C4 森羅万象を視覚化する慶應義塾大学 藤代研究室での活用例
〜 FireMonkeyによる3DCGアプリ開発テクニック
もうここまでのセッションで、XEに対する偏見はすっかりなくなっていたのですが、FireMonkeyを使えば、3D表現もものすごく簡単になるという解説でした。
B5 VCLユーザーのためのFireMonkey入門
お次はVCLとFireMonkeyの違いや特徴などのお話。今後のことを考えるならFireMonkeyを使いましょうということでした。
G6 共有!みんなの開発事例、開発経験、テクニック
そして最後は7名の方によるLT大会。
最初の方でも書きましたが、iOSだけなら正直なところ9800円でも面倒くさいので手をだしませんが、androidにも同じレベルのものがワンソースで作れるかもという可能性を考えると、今のうちにちょっと手を染めておいても損はなさそうな環境に思えます。(Delphi2009でUnicodeの洗礼は経験済みですし)
もちろん、今の所得意そうな分野の話ししかでておらず、あちこち地雷もありそうですので、 向いていない方面のものをちゃんと見極めないといけませんが、一般の業務系のものなら 難なくこなせそうな予感。
ちょっとお値段は張りますが、すぐに回収できるんじゃないかと。
というわけで、こんなに収穫があるとは思わなかったカンファレンスでした。 ありがとうございました。